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2020 年度 研究成果報告書

CdTeアレーを用いた高速・高分解能クアッドエネルギーⅩ線CT

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10371
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関岩手医科大学

研究代表者

佐藤 英一  岩手医科大学, 教養教育センター, 教授 (90154038)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードX線CT / フォトンカウンティング / エネルギー弁別 / CdTeアレー / クアッドエネルギー / トリプルエネルギー / ヨウ素KエッジCT / ガドリニウムKエッジCT
研究成果の概要

●デュアルエネルギーCdTeアレーを用い,2値のスレッショルドエネルギーを決めて2回転続けて撮影することにより,クアッドエネルギーX線CTを行った。次いで,スレッショルド間の画像をエネルギーサブトラクションにより再構成し,トリプルエネルギーCTに変更した。拡大撮影により0.07mm程度の空間分解能が得られ,ガドリニウムとヨウ素のKエッジ撮影を同時に行った。
●基礎研究として,エネルギー分解能が1% at 59.5keVのCdTe検出器を用い,第一世代のデュアル,トリプル,クアッドエネルギーCTスキャナーも構築し,空間分解能を約0.2mmまで改善した。

自由記述の分野

X線工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

造影剤濃度を低くした場合にでも血管を高コントラストで撮影するために,クアッド,トリプル,デュアルのエネルギー弁別CTスキャナーを構築した。ヨウ素やガドリニウムの造影剤を用いたKエッジCTにより微小血管が高コントラストで撮影され,空間分解能が0.07mmまで改善されて,3D表示も可能となった。フォトンカウンティング方式のCTスキャナーでは撮影に有用なエネルギーのフォトンを超高速で選択して用いるため,癌を含めた様々な部位を描出する分子イメージングに有効と思われる。

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公開日: 2022-01-27  

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