研究課題/領域番号 |
17K10417
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 和博 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20287139)
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研究分担者 |
永川 裕一 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)
杉本 昌弘 東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 転移性肝腫瘍 / 膵癌 / メタボロミクス |
研究実績の概要 |
倫理審査委員会の承認を平成29年5月29日に得て、研究を開始している。 現在、症例を収集中であり、平成30年5月10日現在でメタボローム解析に用いる検体(血液、尿、唾液)そしてMRI画像のすべて揃っている症例は25例である。平成29年度の目標症例数を100例としていたので、症例収集に遅れが生じているが、事前に共同研究者とのミーティング、検体の収集方法など一連の流れを構築するのに時間がかかり、実際は平成29年9月から症例の収集を開始した。収集した症例の内容の8割程度が、肝転移を有さない症例である。肝膿瘍と考えられる症例は現在のところ対象に含まれていないが、肝転移のない血管腫を含む症例は対象中に含まれている。今後も引き続き症例を集積していくことで、膿瘍、血管腫を含む症例の増加が見込めるものと考えている。 探索的に、はじめの10例において評価を行ったが、症例の偏りもあり、現時点では予想がつかない状況である。今後、症例の収集を積極的に行い、30例収集した時点で、再度、検討を行っていく予定である。 症例の収集が遅れている以外は、特に問題なく経過している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成30年5月10日現在で25例が登録されている。目標症例数が100例であるので、症例収集に遅れが生じている。原因としては、明らかに肝転移を有していることから、化学療法が直ちに導入されている症例が多いことに起因している。
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今後の研究の推進方策 |
症例の収集を引きつづき継続していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
症例数が予定数より少なかったため、解析に要する費用が抑えられた。また、初期の症例を対象とした探索的検討において、学会にて発表可能な結果が得られなかったため、学会発表を控えた。そこで、次年度は、不足した症例数を解析し、学会発表を行う。また、発表前のミーティングも密に行う予定であり、そのための打ち合わせに要する移動費を計上する。
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