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2018 年度 実施状況報告書

膵癌,胆道癌の肝転移評価のためのMRI検査にメタボロミクスを併用することの有効性

研究課題

研究課題/領域番号 17K10417
研究機関東京医科大学

研究代表者

齋藤 和博  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20287139)

研究分担者 永川 裕一  東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)
杉本 昌弘  東京医科大学, 医学部, 教授 (30458963)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードメタボロミクス / MRI / 膵癌 / 転移性肝腫瘍
研究実績の概要

膵癌、胆道癌は難治性腫瘍の代表である。治療成績の向上のためには根治切除を行うことが必須である。根治手術を行うには、腫瘍の進展範囲の評価の他に、遠隔転移の有無を正確に診断することが重要である。これら胆道癌,膵癌では肝転移を生じることが多いため、転移性肝腫瘍の存在を否定することが重要である。転移性肝腫瘍、肝膿瘍、肝血管腫の鑑別は10mm以下の場合には困難なことが多い。そこで、膵癌あるいは胆道癌からの転移性肝腫瘍の存在を示す画像所見、および低分子代謝産物を明らかにし、画像診断とメタボロミクスとの統合解析により、画像診断単独の場合と比較して診断能が向上するか評価することを目的として研究を行っている。膵癌あるいは胆道癌と診断され、転移性肝腫瘍の有無の評価のため肝細胞特異性MRI造影剤Gd-EOB-DTPAが予定される患者を対象として研究に組み入れている。現在のところ32例の登録が得られている。メタボロミクスの測定誤差を避けるため、なるべく一度に多くの測定を行うことにしているため、現在、初めてのメタボロミクスの測定を行っている最中である。
現在、症例の収集に難渋している状況であり、2019年度中に症例数を伸ばして中間報告を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

現在の登録症例数は32症例であり、症例収集に難渋している。転移性肝腫瘍を有する症例は6例、血管腫を有し、転移のない症例が2例である。メタボロームの測定誤差を少なくするため、測定に関しては、ある程度、症例がまとまった段階で行うことを考えており、現在、最初のメタボローム解析を行っている最中である。この秋には中間報告を発表したいと考えている。

今後の研究の推進方策

症例の登録を増やすための努力を継続していく予定である。
50例でいったん、結果をまとめる予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究に遅れが生じ、当初予定していた学会発表に至らなかったため、次年度使用額が生じた。引き続き症例収集を行い、メタボロミクスの測定を行っていく予定である。さらに2019年度中に一度、解析を行い中間発表を行うための準備として費用がかかる予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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