• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

血中遊離DNAのモニタリングによる疾患プロファイルの構築と個別化治療戦略

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K10650
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

宮倉 安幸  自治医科大学, 医学部, 准教授 (50306122)

研究分担者 鈴木 浩一  自治医科大学, 医学部, 准教授 (70332369)
力山 敏樹  自治医科大学, 医学部, 教授 (80343060)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードデジタル PCR / 血中モニタリング / KRAS / 大腸癌 / 膵癌 / EGFR
研究成果の概要

(1)デジタルPCRによるリキッドバイオプシー:膵がん患者の血漿検体を収集し、デジタルPCRを用いて血中モニタリングを行い、KRAS循環腫瘍DNAの検出の臨床的意義を検討しました。膵がん患者においては、術後再発の有無にかかわらず予後を反映し、化学療法の治療効果と相関することが明らかとなりました(PLOS ONE 2019)。さらに循環腫瘍DNA(ctDNA)遺伝子パネルを用いて標的分子を197遺伝子に広げました。
(2)オンチップソーティングシステムを用いてCTCを抽出し、全ゲノム増幅を行い、次世代シークエンサーで解析を行うプラットフォームの構築を進めています。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

転移や治療の過程でKRAS statusを捉える事で、治療のコンビネーションや薬剤の再利用など新たな選択肢が飛躍的に広がります。さらに標的分子を増やすことにより、個人の疾患プロファイルの構築が可能となります。血中モニタリングを行う事でリアルタイムに個人の疾患プロファイルの変化を捉え、治療や予防に応用する新たな個別化医療のアプローチです。個人のゲノムプロファイルを特定し、その標的分子を簡便かつ低侵襲な方法で経時的に追跡する一連の手法は、発癌リスクの特定のみならず、炎症性疾患や成人病といった複雑な要因からなる様々な疾患にも応用が可能です。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi