研究課題/領域番号 |
17K10671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
岩下 幸雄 大分大学, 医学部, 客員研究員 (60534203)
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研究分担者 |
猪股 雅史 大分大学, 医学部, 教授 (60315330)
城戸 康年 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (90511395)
飛彈野 真也 大分大学, 医学部, 助教 (80516386)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 肝細胞癌 / 肥満 / 糖尿病 / 胆汁酸 / 肝星細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、近年増加しているヒトNBNC-HCCにおける肝細胞癌の発症メカニズムの解明を目的とし、preliminaryな研究に着手した。これまでの研究成果により、ヒトNBNC-HCCにおける総胆汁酸量と分画の特異な変化を見出している。特に門脈血内の胆汁酸解析は他に類を見ない研究であり、今後も症例を重ねて研究を推進する意義がある。さらに他の疾患群コントロールとの比較により、詳細な検討が可能となる。加えて基礎研究では2次胆汁酸分画の増加により星細胞の老化現象がより強く起こることを確認し、論文報告を行った。
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自由記述の分野 |
肝臓、肝細胞癌、肥満、糖尿病
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前述の研究成果は、ウイルスを介さずに肝細胞癌が発がんする条件や状況の解明に繋がる。ウイルスが治療薬によってコントロール可能となった現代においては、肝細胞癌の制圧に必要なあと一つの要素を考える必要がある。本研究は、その癌化メカニズムの解明と新たな治療法の開発につながる研究として今後の発展が期待される。臨床研究と基礎研究の組み合わせを継続的に行うことでその信憑性を評価しつつ進めることが求められる。
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