研究課題/領域番号 |
17K10744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
勝間田 敬弘 大阪医科大学, 医学部, 教授 (60224474)
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研究分担者 |
伊井 正明 大阪医科大学, 研究支援センター, 講師 (10442922)
神吉 佐智子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (40411350)
打田 裕明 大阪医科大学, 医学部, 助教 (70736834)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 再生医療 |
研究成果の概要 |
心臓血管手術時に大動脈基部の脂肪および皮下脂肪を採取し、心臓周囲脂肪組織由来AdSC(CA-AdSC)と皮下脂肪組織由来AdSC(SC-AdSC)を分離し、その性質の比較を行なった。脂肪細胞から分離できる単核球細胞数は有意に皮下脂肪細胞で多かったが、そのうちAdSCとして培養できる細胞数は有意に心臓周囲脂肪由来組織で高かった。CA-AdSCおよびSC-AdSC性質を比較すると増殖能、遊走能、抗アポトーシス能はCA-AdSCで有意に高かった。心筋梗塞モデルマウスにCA-AdSCおよびSC-AdSCを移植し、心臓超音波検査を用いた心機能の推移の比較、右心カテーテル検査、病理学的検討を行っている。
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自由記述の分野 |
心臓血管外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
虚血性心筋症は慢性心不全の原因となり生活の質を著しく低下させている。虚血部位に対する細胞治療は、移植された細胞が血管新生や血管再生を促し組織血流が増加することによって機能を回復させることができると考えらえている。脂肪組織から分離培養した幹細胞(AdSC)は、多系統への分化能を有することが明らかになっている。心臓周囲脂肪組織由来AdSCと皮下脂肪組織由来AdSCの性質の調査をおこなった。
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