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2019 年度 研究成果報告書

活性型ビタミンD投与による大動脈瘤形成抑制効果の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10753
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 心臓血管外科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

新美 清章  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50467312)

研究分担者 古森 公浩  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40225587)
坂野 比呂志  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80584721)
杉本 昌之  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00447814)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード腹部大動脈瘤 / 活性型ビタミンD / ビタミンD / アディポサイトカイン / アディポネクチン動脈硬化 / 炎症メディエーター / モンテルカスト / M2マクロファージ
研究成果の概要

calsitriol投与でMCP-1の遺伝子発現抑制を示せた一方で、エラスチンを主成分とする弾性繊維などの細胞外マトリックスの分解を促進するMMP-9や炎症メディエーターのIL-1bとMMP-9では遺伝子発現を促進する結果となり、calcitriolのマクロファージに対する抗炎症効果は確認できず、活性型ビタミンDの動脈瘤抑制効果は認めなかった。一方、モデルの過程で、ぜんそく治療薬であるモンテルカストでのマウスの実験で動脈瘤抑制効果を認めた。

自由記述の分野

血管外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回当初目的としたcalsitriolが大動脈瘤の原因となる炎症メディエータの抑制効果を示せなかったが、研究の過程で腹部大動脈瘤モデルマウスの確立(イソフルレンにて麻酔したマウスの皮下に浸透圧ポンプを植え込み、アンギオテンシンⅡを1000ng/kg/minの容量で28日間投与)、さらに喘息治療薬であるロイコトリエン拮抗薬のモンテルカストで大動脈瘤抑制効果をマウスで確認できたことは今後の動脈瘤治療への1つの方向性を示すことができ、またマウスの動脈瘤モデル作製に精通したことより、今後の研究に生かせる意義がある。

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公開日: 2021-02-19  

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