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2019 年度 研究成果報告書

ナノ粒子と近赤外線蛍光イメージングを用いた小型肺腫瘍局在診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K10776
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器外科学
研究機関千葉大学

研究代表者

和田 啓伸  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (90514604)

研究分担者 菅波 晃子  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10527922)
吉野 一郎  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40281547)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードインドシアニングリーン / 近赤外線イメージング / ナノ粒子 / EPR効果
研究成果の概要

ICGを含有するナノ粒子であるLP-ICG-C18を静脈内投与することで、ヒト肺癌細胞株を用いて作成した皮下腫瘍および肺腫瘍に選択的に集積することを確認した。
ヌードマウス皮下腫瘍モデルにLP-ICG-C18を静脈内投与し、経時的にin-vivo蛍光発光イメージングを用いて蛍光を観察し、48時間後にSignal-to-background ratio(SBR)が最大(SBR:1.5)となることを確認した。続いて、ヌードマウス肺腫瘍モデルを作成し、静脈内投与48時間後に犠牲死させ、肺腫瘍と背景肺の蛍光を観察し、LP-ICG-C18は選択的に肺腫瘍に集積(SBR=2.0)することを確認した。

自由記述の分野

呼吸器外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、静脈内投与されたナノ粒子が腫瘍に集積する特性と、インドシアニングリーンの蛍光を利用して、近赤外線蛍光イメージングを呼吸器外科手術における小型肺悪性腫瘍の局在診断に応用することである。千葉大学で開発されたLP-ICG-C18は静脈内投与によりヒト肺癌細胞株より作成された皮下腫瘍、肺腫瘍に選択的に集積し、蛍光をとらえることが可能であった。安全性や実用性についてまだ問題点は残るが、今後の臨床応用に期待の持てる結果であった。

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公開日: 2021-02-19  

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