研究課題/領域番号 |
17K10877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
宮武 伸一 大阪医科大学, 医学部, 特別職務担当教員(教授) (90209916)
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研究分担者 |
近藤 夏子 京都大学, 複合原子力科学研究所, 助教 (00582131)
川端 信司 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (20340549)
道上 宏之 岡山大学, 中性子医療研究センター, 准教授 (20572499)
古瀬 元雅 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (70340560)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | BNCT / bevacizumab / 再発悪性神経膠腫 / 放射線脳壊死 |
研究成果の概要 |
予後不良再発悪性グリオーマ20例を目標症例数に設定し、BNCTを施行し、直後より、ベバシズマブの投与を継続し、全生存(OS)を主要評価項目として、第二相臨床試験を行った。 京都大学原子炉が安定した稼働を継続できなかったこと、および同時期に加速器BNCTの治験をスタートさせたこと等の理由により、試験期間中4例の症例のentry に終わり、フォローを行った。4例中3例が再発により死亡されているが、いずれもJCOの予測OSよりは延命され、1例は治療後19か月生存中である。いずれの症例も放射線壊死は発症していない。なお、BNCTを今後加速器にシフトすることを考慮し、試験期間の延長は考えていない。
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自由記述の分野 |
脳腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良再発悪性グリオーマに対象を絞って、その予後を改善するために、二つの治療、すなわち ホウ素中性子捕捉療法およびベバシズマブ投与のコンビネーションによる臨床試験を行い、その治療効果を明らかにし、ひいては将来の加速器中性子源を用いた再発悪性グリオーマに対する標準治療への布石にすることを目的とした。 標準治療の確立していない再発悪性グリオーマに対する治療のオプションを増やし、近々に予定しているBNCTの再発悪性神経膠腫に対する保険診療に直結するデータが得られ、患者に希望を与えることが予想される。
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