研究課題/領域番号 |
17K11033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
中川 晃一 東邦大学, 医学部, 教授 (30400823)
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研究分担者 |
中島 新 東邦大学, 医学部, 准教授 (60583995)
玉田 靖 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (70370666)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 軟骨再生 / 滑膜細胞 / フィブロイン / 線維芽細胞増殖因子 |
研究成果の概要 |
本研究では、線維芽細胞増殖因子2(FGF2)融合フィブロインを利用し、より層の厚い移植用ヒト滑膜細胞シートを作製することを目的とした。FGF2 融合フィブロイン上では滑膜細胞増殖の促進が認められ、対照群と比較して厚い細胞層が形成された。軟骨分化誘導後には、サフラニン-O 染色、II型コラーゲン免疫染色でほぼ同等の染色性を示した。組織あたりのDNA量は軽度増加、プロテオグリカン含有量、コラーゲン含有量は同等ないしは軽度低下していた。II 型コラーゲン、Sox9発現量は同等であったが、アグリカン発現量は軽度低下していた。ヒト滑膜細胞シートを作製におけるFGF2 融合フィブロインの効果が示された。
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自由記述の分野 |
整形外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広範囲の軟骨欠損に対する再生治療は非常に困難である。今回研究に用いた絹フィブロインスポンジ上に自家滑膜細胞シートを作製し、欠損部を被覆する治療法が確立できれば、従来適応のなかった中高年者の広範囲欠損に対する軟骨再生医療も可能となる。本研究は、FGF2融合フィブロインをヒト滑膜細胞シート形成に応用した初めての研究である。FGF2の持つ細胞増殖効果により厚い滑膜細胞シートを作製することで、十分な移植細胞数が確保でき、フィブロイン被覆法を広範囲の軟骨欠損に応用できるようになると考えられる。
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