研究課題/領域番号 |
17K11126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
成本 一隆 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医幹 (50645207)
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研究分担者 |
溝上 敦 金沢大学, 医学系, 教授 (50248580)
泉 浩二 金沢大学, 附属病院, 講師 (80646787)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 前立腺癌 / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
骨間質細胞との相互作用によって分泌されたCCL5が前立腺癌細胞の遊走能を亢進させた。組織検体では正常細胞と比較し前立腺癌細胞でCCL5の受容体CCR5の発現が亢進していた。コーヒー含有成分のカーウェオールとカフェストールは前立腺癌細胞の増殖能・遊走能を相乗的作用によって、濃度依存的に低下させた。カーウェオールとカフェストールは前立腺癌細胞のCCR5の発現も抑制した。前立腺癌の骨転移においてはCCL5-CCR5経路が転移能を亢進させている可能性があり、カーウェオールとカフェストールはCCL5-CCR5経路の抑制を介して転移能を抑制する可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
泌尿器腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨転移が多い前立腺癌における骨から骨への転移促進機構は未だ未解明であったが、本研究により、骨転移巣でのCCL5-CCR5経路の活性化が、前立腺癌細胞の転移能を亢進させ、さらなる骨転移を誘発する可能性が示唆された。さらに、コーヒーの成分の中で、カーウェオールとカフェストールはCCL5-CCR5経路の抑制を介し、前立腺癌の転移を抑制できる可能性が示唆された。CCL5-CCR5経路が新規治療ターゲットとして明らかにされただけではなく、カーウェオールとカフェストールが前立腺癌治療薬となる潜在性も明らかになった。
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