研究成果の概要 |
頭頸部扁平上皮癌の臨床検体を用いたマイクロRNA発現プロファイルから、miR-99a-5pおよびmiR-99a-3pに着目した。これらマイクロRNAを癌細胞に導入し機能解析を行った結果、癌細胞の遊走能、浸潤能を制御する癌抑制型マイクロRNAである事を確認した。更に、miR-99a-3pが制御する癌促進型遺伝子を探索し、10種類の遺伝子(STAMBP, TIMP4, TMEM14C, CANX, SUV420H1, HSP90B1, PDIA3, MTHFD2, BCAT1, SLC22A15)が、頭頸部扁平上皮癌患者の予後に影響を及ぼしている事を明らかにした。
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