頭頸部癌切除検体に対してGGT活性検出プローブであるgGlu-HMRGを適用した結果、約半数の検体において癌から蛍光が検出された。頭頸部癌切除検体に対して網羅的RNAシークエンス解析及びPathway解析を行った結果、イメージングと同様約半数の4例がGGTの主要なsubtypeであるGGT1高発現であった。GGT1高発現群においてFGF21が高発現しているとともにPI3K経路が活性化していることが明らかとなった。培養細胞系においても実験を行ったところPI3K経路が活性化している頭頸部癌由来Detroit562細胞においてGGT1が高発現しており、GGT1活性とPI3K経路との関連が示唆された。
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