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2020 年度 実績報告書

簇出と神経侵襲による早期口腔癌における新規リスク分類確立と病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K11404
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

蝦原 康宏  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (50422291)

研究分担者 小柏 靖直  埼玉医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60633956)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード簇出 / budding / 頸部リンパ節転移 / 予後因子 / 病理学的因子 / 深達度 / DOI / podplanin
研究実績の概要

早期舌扁平上皮癌は、初診時早期であるにもかかわらず再発と不幸な転帰をたどる症例も少なくない。これまで予後因子については数多くの研究がなされてきたが決定打となる因子は同定されておらず、いまだ模索されている。そこで、大腸早期癌の簇出buddingという指標に注目した。初年度はcT1/2N0 64例を解析し、この結果は2019年Head and Neckに投稿、受理された。 (Importance of tumor budding grade as independent prognostic factor for early tongue squamous cell carcinoma. DOI: 10.1002/hed.25614) さらに、2年度はanyN症例103例での解析を行った。多変量解析の結果はBudding Grade 3のみが予後因子となり、Budding Gradeが最も重要である可能性が示された。3年度は、深達度(DOI)の層別化によるBuddingの分布との相関を解析し、Budding悪性度が根本原因として、腫瘍の増殖能が増し、結果として深達度の増加として現れるという解析結果であった。また、別の癌細胞悪性度マーカーとしてpodplaninを指標とする方法を見出し、論文発表した。(Podoplanin is an efficient predictor of neck lymph node metastasis in tongue squamous cell carcinoma with low tumor budding grade. DOI:10.3892/ol.2020.11358.)最終年度は、DOIの評価が評価時点で異なることによる影響をMRIによる評価cDOIと病理評価pDOIの相関で論じ、補正式による検討を必要とする結論を導き、投稿中である。

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公開日: 2021-12-27  

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