研究課題/領域番号 |
17K11594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 伸行 日本医科大学, 医学部, 病院講師 (50445764)
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研究分担者 |
八木 貴典 日本医科大学, 医学部, 助教 (00445785)
飯田 浩章 日本医科大学, 医学部, 助教 (00465288)
久城 正紀 日本医科大学, 医学部, 助教 (10771511)
我妻 ゆき子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40400676)
岡田 一宏 日本医科大学, 医学部, 助教 (40740593)
松本 尚 日本医科大学, 医学部, 教授 (60242559)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 長期予後 / 集中治療後症候群 / せん妄 / 高齢者 |
研究成果の概要 |
集中治療を要した重症患者の長期的な転帰は、高齢者に対する集中治療の需要増加と短期予後の改善を背景に、重要性を増している。超高齢化社会となる本邦において、急性期の治療技術の進歩により救命の可能性が広がった患者群に対する新たな評価軸が必要と考え、重症患者の1年後の健康状態とその関連因子を明らかにすることとした。結果として、自宅退院できた重症患者のうち58%が集中治療後症候群(PICS)と診断され、身体・精神・金銭について複数の問題を同時に抱えていた。PICSには入院中のせん妄や入院時に計測した骨量が関連していることが示された。今後は、これら関連因子に対する予防的介入について検討している。
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自由記述の分野 |
集中治療医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではICU退院1年後のPICSの発生率について本邦において初めて明らかした。複合的なPICSは、各国の医療制度や生活水準、文化的背景などにより左右されることから日本において発生率を示したことに学術的、社会的意義がある。また、PICSの関連因子として、せん妄や高齢者の骨量を示したことにより、予防的介入の可能性が広かった。一方、PICSは高率に発生しており、急性期後に十分なフォローアップ体制がないことが課題であった。今後は基幹病院においてPICS外来を整備することで、途切れることがない包括的支援体制を構築することが必要である。
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