研究成果の概要 |
TANGOは口腔癌において腫瘍促進性に作用する。申請者らは、口腔癌におけるTANGOの機能やシグナル経路について臨床検体、口腔癌細胞株等を用いた詳細な検討を行ってきた。その結果、TANGOに関連した新たな分子として、NCAPH, mast cell chymase, SRPX2, PXDN, MUC20などを新たに同定した、これらのうちDHRS9は口腔癌において腫瘍抑制性に作用するが、それ以外はいずれも腫瘍促進的に作用する。また、それらのうちのいくつかは分泌タンパクとして腫瘍中のみならず血清中でも検出されることが明らかとなった。口腔癌における分子マーカーとなり得る可能性が期待される。
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