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2020 年度 研究成果報告書

MZF1誘導性の新規がん幹細胞ストレス耐性に関する検証

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11642
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関岡山大学

研究代表者

江口 傑徳  岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教 (20457229)

研究分担者 十川 千春  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10253022)
奥舎 有加  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50762027)
岡元 邦彰  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (10311846)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード転移性頭頸部癌 / 難治性前立腺癌 / 細胞外HSP / エクソソーム 細胞外小胞 / 細胞ストレス / 癌促進性転写因子MZF1 / 腫瘍抑制性転写因子SCAND1 / ストレス応答転写因子HSF1
研究成果の概要

難治性癌は、細胞ストレスへの抵抗性を有す。本研究では(1)66種の細胞株、特に、転移性前立腺癌オルガノイドの癌幹細胞様性質と細胞外熱ショックタンパク質(eHSP)・エクソソーム分泌、(2)癌促進転写因子MZF1と腫瘍抑制転写因子SCAND1によるCDC37遺伝子の相反的制御機構、eHSP90・膜損傷エクソソーム含有ストレソーム、(3)転移性口腔癌細胞由来エクソソームのプロテオーム、eHSPのバイオマーカーとしての蓋然性、癌進展およびM2型マクロファージ等微小環境悪性化におけるエクソソーム機能、を解明し、(4)転移性癌治療戦略としてトリプルノックダウン法を開発した。

自由記述の分野

分子腫瘍学、病態系口腔科学、薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性癌および転移性癌の抵抗性の機構は解明されていない。本研究で見出したストレソーム分泌特性(eHSP、エクソソーム、膜損傷エクソソーム等)は治療抵抗性癌の全く新しい特性および新規標的として期待される。本研究で解明したMZF1およびSCAND1による相反的CDC37遺伝子制御機構は、新規標的および新規腫瘍抑制因子として今後一層の研究開発が期待できる。本研究で確立した癌オルガノイド実験系は、難治性癌を標的とする創薬における動物実験代替法および新規アッセイ系として有用である。本研究で開発したトリプルノックダウン法は、治療抵抗性癌細胞に合成致死を誘導するものであり新規癌治療戦略として期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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