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2022 年度 研究成果報告書

頸部リンパ節診断のための画像診断報告データシステム

研究課題

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研究課題/領域番号 17K11673
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関長崎大学

研究代表者

榮田 智  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (80325662)

研究分担者 佐々木 美穂  長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (10437874)
中村 卓  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (30172406)
高木 幸則  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (30295084)
角 美佐  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (90284702)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード頸部リンパ節 / 診断基準 / 画像診断報告データシステム
研究成果の概要

口腔癌にて頸部リンパ節郭清術を行った患者のリンパ節1052個(転移149個、非転移903個)を対象とし、US所見を用いた転移および非転移リンパ節の診断基準に基づいたリンパ節評価を行った。多変量解析を行い、病期分類に用いる診断基準を選出し、評価スコアを0、1で判定、予測モデル式を作成し、転移予測確率を求めた。リスク度(転移予測確率)から6つのカテゴリーに病期分類した。0.3% (0.004), 2.4% (0.017-0.038), 13.7% (0.057-0.258), 47.9% (0.280-0.690), 81.1% (0.775-0.906), 100.0% (0.972)。

自由記述の分野

歯科放射線

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで統一された基準が欠如していたUSでの頸部リンパ節の診断において、標準化された診断基準を提示すことが可能になる。頭頸部癌患者の頸部病変はすべて統一されたカテゴリーで分類され、それぞれに対応した管理を受けることが容易になる。初診時におけるリンパ節転移診断のみならず、術後経過観察においてもリンパ節の状態を把握することができ、リンパ節転移をより正確に、より早期に発見することが可能となると予想される。USは簡便で非侵襲的な検査法であり、普及率も高い。診断基準の標準化だけではなく、経時的管理による予後予測のための情報を得ることが出来るため、頭頸部癌患者の予後向上におおきく貢献できると考える。

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公開日: 2024-01-30  

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