研究成果の概要 |
本申請研究は老細胞及び老齢動物を用いて光機能化の効果を検証した。老細胞を使用した培養実験では、生後8ヶ月と15ヶ月の骨髄由来骨芽細胞の比較から培養初期の表現系(接着、増殖、石灰化能、形態)においていずれも両者間に有意な差が認められたが、紫外線未照射群の結果と比較して照射群においてのみその表現系のデータが増進されていた。最終年度の主実験はUV照射により新規に表面改質したナノジルコニアに対し、臨床応用へと展開するため in vitro の動物実験を行った。現段階でフッ酸処理ナノジルコニアに対し紫外線を照射,未照射のミニインプラントを使用してpush in testを老齢ラットに施行し実施中である。
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