研究課題/領域番号 |
17K11822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 明 北海道大学, 大学病院, 講師 (90271684)
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研究分担者 |
南川 元 北海道大学, 歯学研究院, 助教 (70625607)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 歯学 / ビスフォスフォネート製剤 / 顎骨壊死 / マクロファージ |
研究成果の概要 |
ビスフォスフォネート(Bisphosphonate:BP)製剤は、骨粗鬆症および癌の骨転移に伴う骨関連事象の予防などに広く使用されている骨吸収抑制剤であるが、その重大な副作用のひとつとして、BP関連顎骨壊死(Bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw:BRONJ)が問題視されている。しかし、BRONJは発症機序が明らかになっていないため、治療法に関しても統一した見解を得ていない。 本研究では、BRONJ発症機序について、免疫細胞がどのようにその発症に関わっているか検討を行った。
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自由記述の分野 |
口腔外科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生後8週齢のC57BL/6J雌マウスに対して、第3世代BP製剤であるゾレドロン酸水和物(Zoledronic Acid Hydrate:ZOL)と抗悪性腫瘍薬であるメルファラン(Melphalan:MEL)を投与することによりBRONJ様マウスを作製した。 ZOLおよびMEL投与群では典型的なBRONJの病理所見が確認されたが、単独投与群ではBRONJ様症状は認められないことより、BRONJ様症状の発症にはMELによる薬理作用(骨髄機能抑制)による免疫応答の不均衡が関与していることが明らかになった。
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