研究課題/領域番号 |
17K11910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高石 和美 徳島大学, 病院, 講師 (20325286)
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研究分担者 |
北畑 洋 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (60161486)
川人 伸次 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (60284296)
木下 浩之 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 専門研究員 (70291490)
工藤 保誠 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (50314753)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 血管反応性 / 歯周組織炎症 |
研究成果の概要 |
軽度の歯周組織の炎症と生活習慣病の関連性について検討するために,歯周組織軽度炎症動物モデルを使用し,歯周組織の軽度炎症が体血管機能の悪化を引き起こすかについて,また成人病の治療薬が歯周組織の軽度炎症に伴う体血管異常を回復させるかについて検討した。その結果,軽度歯周組織炎症動物モデルの大動脈では血管反応性が低下し,スタチン投与により血管反応性の低下は減弱する傾向を示した。
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自由記述の分野 |
歯科麻酔科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病と生活習慣病の関連性は以前から注目されてきたが,ほとんどの成人で生じている歯周組織の軽度炎症が惹起する体血管障害について詳細は明らかではない。本研究において,初期で軽度の歯周組織の炎症が血管の反応性を低下させ,この血管反応性の低下は冠動脈疾患の危険因子となる疾患の治療薬により減弱することを示したことから,多数の国民の健康増進のための基礎的知見となり得る点で意義がある。
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