あごの骨を切除するような手術を受ければ、あごや顔はどうなってしまうのか?きちんと治してもらえるのだろうか?という不安は誰にでも生ずる。足の骨を代用としてあごに移植する手術が必要になるが大手術になってしまう。なんとかしてその手術を、誰もが難しく考えることもなく簡単に手術が行われるような新規器材を開発するのがこの研究である。今回開発した方法では、修復された骨のゆがみは、80%以内の点で2ミリ以下の誤差であった。3ミリ以内なら90%の点で誤差なしとなった。数ミリ以内のずれで容易に手術ができる器械の根本技術が確立された。今後は実験系ではなくて実際の医療現場に普及されるような試みが必要である。
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