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2019 年度 研究成果報告書

慢性歯周炎抑制機序におけるp38 MAPK family新規機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12027
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関大阪歯科大学 (2019)
神奈川歯科大学 (2017-2018)

研究代表者

合田 征司  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (70351476)

研究分担者 井上 博  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (10330143)
佐藤 武則  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (40638904)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード慢性歯周炎 / TIMP / bFGF
研究成果の概要

抗炎症作用として注目されている内因性の細胞外マトリックス分解酵素阻酵素であるTissue inhibitor of matrix metalloproteinases (TIMP)の歯肉線維芽細胞における産生について研究を行った。結果は創傷治癒や歯周組織再生に関わっているサイトカインであるbFGF刺激により歯肉線維芽細胞のTIMP-1産生が増強された。bFGF刺激による歯肉線維芽細胞のTIMP-1産生は阻害剤や遺伝子ノックダウンを用いた実験により細胞内酵素であるp38 MAP kinaseがTIMP-1産生を制御していることが明らかとなり、今後薬剤の開発に有益な結果を得た。

自由記述の分野

生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究の意義は細胞シグナル伝達機構の検討によりp38MAP kinaseが内因性の細胞外マトリックス分解酵素阻酵素であるTIMP-1の制御機構としての役割を解明出来れば、TIMP-1の産生を選択的に増強させ、MMP-1の機能を抑制する事が可能となり、内因性の抗慢性歯周炎抑制作用が明らかとなる。
波及効果はさらに研究が進めば、慢性歯周炎の画期的な薬剤の開発となり、安全で局所に効率よく作用する慢性歯周炎治療薬の開発につながり慢性歯周炎だけでなく関連している心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病の治療に役立つと考えられる。そうすれば国民の健康増進に向けて大きく前進することが出来る。

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公開日: 2021-02-19  

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