研究課題/領域番号 |
17K12170
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
志田 京子 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (20581763)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 倫理的成熟 / 生涯教育 / 倫理教育 |
研究実績の概要 |
(1)米国ハワイ州のホスピスケア提供事業所およびナーシングホームの視察希望者を募り、看護教員、看護管理者、専門看護師、一般病院に勤務する看護師および薬剤師という多職種で構成されたパーティで実施した(平成30年3月23日~26日)。エンドオブライフケアにおける倫理的視点について、当事者の意思尊重の在り方について教授するプログラムを話題提供者と共に作成した。 (2)基礎教育対象の看護管理のテキストを執筆し、看護倫理に関する知見をまとめ記載しした。 (3)看護経営システム研究所で平成28年から進めている中小規模病院看護管理者支援事業の看護管理者小グループ勉強会(平成30年3月17日)にて病院における倫理問題をとりあげ、8人の看護管理者とディスカッションを実施した。 (4)ハワイ大学THSCCにおいてカリキュラムディベロップメントのワークショップに参加し(平成30年3月27日~29日)、基礎教育における倫理学の位置づけに関する知見を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
さまざまな職位、立場の人たちとの意見交換により、基礎教育から臨床での現任教育に至るまでの生涯教育という視点で倫理的成熟を育むプログラムが必要であるという知見を得た。次年度は成熟度の内容を明らかにする質分析に取り組む予定である。
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今後の研究の推進方策 |
米国ハワイ州在宅ホスピス事業所との連携を継続し、効果的で質の高いプログラムを作成していくことと、地域でのネットワーク強化に努め、基礎教育と臨床教育のリンケージを図っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度で実施した調査をふまえて質的研究調査を実施すること、事務補助職員を雇用予定であること、海外研究協力者との打ち合わせを行う必要があることから、翌年への繰り越しを希望する。
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