研究課題
基盤研究(C)
デイサービスに通所している高齢者を対象とした(介入群29名、コントロール群30名)。介入群は、1週間に1~3日、自分に合った転倒予防スリッパの重さと速度で10~20分間歩いた。その結果、介入群の転倒リスクは大幅に改善した。コントロール群は転倒リスクが高くなった。転倒者は介入群が介入前10人から1年後は7人に減少し、コントロール群は9名から16名に増えた。
老年看護学
我々が開発した転倒予防トレーニングスリッパは1週間に1~3回,1日1回約10~20分程度の使用で転倒予防効果があった。転倒予防トレーニングスリッパは,使用方法が簡単で器械のように置き場所をとることがなく,専門のトレーニングを必要とせず誰でも手軽に使用できる。従って転倒予防トレーニングスリッパは高齢者の転倒予防に実用性があり、転倒からの寝たきり高齢者減少に寄与できると考えられた。