| 研究課題/領域番号 |
17K12491
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| 研究機関 | 清泉女学院大学 |
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研究代表者 |
齋藤 正子 清泉女学院大学, 看護学部, 講師 (30738232)
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| 研究分担者 |
小原 真理子 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (00299950)
三澤 寿美 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (10325946)
立石 和子 仙台赤門短期大学, 看護学科, 教授 (80325472)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 訪問看護 / 災害 / 看護支援者モデル / 知恵袋 / 訪問看護師 / ネットワーク / 災害時相互協力協定 / 療養者 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の最終目標を災害（震災）関連死の低減を目指し、構築してきた看護支援者モデルを基盤としている。その看護支援者モデルによる災害時相互協定を用いて災害サイクル全てに関わる在宅療養者のニーズに対応できる訪問看護師の人材育成のためのシステムを構築することを目的とした。
４年目の研究実績は昨年度から継続して、災害発生時の看護支援者モデルによる実践と検証を行っている。研究方法はアクションリサーチを用いている。構築した看護支援者モデルについて、東日本大震災時に被災した宮城県の訪問看護ステーションの所長４人と共同研究者とともに研究会「災害時の訪問看護研究会」にて検討した。今年度は研究会は５回実施した。研究会は、全てCOVID-19の感染拡大予防のために対面からオンライン会議に変更した。この研究により、訪問看護ステーション同士のネットワークづくりや災害時に対応できる人材育成に繋がっていると考えている。
研究の成果は、研究会で作成した災害対策マニュアル「3.11の教訓を活かした訪問看護の知恵袋」にCOVID-19の対応を追加した。また、この成果を日本伝統医療看護連携学会（オンライン）などに口頭で発表し、論文発表した。
本年度は、訪問看護ステーションの看護支援者モデルによる災害時相互協定を踏まえたネットワークづくりを熊本県、福島県、埼玉県、長野県等で実施する予定だったが、COVID-19の感染感染拡大予防により、実施までは至らなかった。来年度は、COVOD-19禍においても、感染拡大予防を行いながら実践できるように、オンラインなど利用した研究会やシンポジストを開催し、最終的な目標を達成できるように取り組みたい。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2016年より、４年計画で本研究に取り組み、「災害発生時の看護支援者モデル」による実践と検証に取り組んでいる。研究成果をあげているが、COVID-19の感染拡大予防の観点から、研究会メンバーを拡大した研究会を開催することができず、災害時の相互協力協定までのシステムの構築までには至っていないため、やや遅れていると考える。以上のことから、１年間の研究期間を延長した。学会への本研究に直接関連する研究発表は、以下の通りである。
論文発表：日本伝統医療看護連携学会にて①災害対策「訪問看護の知恵袋 」COVID-19対策の現状と課題：（特集：査読有）。清泉女学院大学看護学部紀要にて、長期避難を余儀なくされる療養者への看護支援者モデルの構築（原著：査読有）。
学会発表：第2回日本伝統医療看護連携学会学術大会にて、①訪問看護の災害対策「訪問看護の知恵袋」ー新型コロナ感染症対策の現状と課題 ー
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| 今後の研究の推進方策 |
2021年度は、継続してアクションリサーチの手法を用いた「災害発生時の看護支援者モデル」による実践と検証を行い、災害時の相互協力協定のシステムの構築に取り組み、最終の目標を達成する。また、最終年度として研究の成果の報告会を開催する。さらに学会に論文の投稿や発表する。
具体的には、①研究会「災害時の訪問看護研究会」は、オンラインまたは対面式にて開催する。そこで引き続き、「災害発生時の看護支援者モデル」による実践と検証を行う。②研究成果報告と災害時の相互協力協定を目指して、シンポジウムを８月に長野県にて開催する。③学会への発表、論文投稿を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
本年度は、COVID-19の感染拡大予防のため、活動が一部出来なかった。来年度には、災害マニュアルの冊子の印刷、報告会を含むシンポジウム等に使用する予定である。
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