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2023 年度 研究成果報告書

精神障がい者に対する新たな倦怠感尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12513
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関広島国際大学

研究代表者

山崎 登志子  広島国際大学, 看護学部, 教授 (50282025)

研究分担者 中村 百合子  広島国際大学, 看護学部, 講師 (10364118)
野間 雅衣  広島国際大学, 看護学部, 助教 (20769260)
大沼 いづみ  広島国際大学, 看護学部, 助教 (40441571)
松本 睦子  広島国際大学, 看護学部, 教授 (90263706)
俵 由美子  広島国際大学, 看護学部, 准教授 (00320060)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード精神障がい者 / 倦怠感 / 尺度開発 / 社会参加 / スティグマ緩和
研究成果の概要

精神障がい者倦怠感尺度開発を目的に質問紙調査を行い、全国精神障がい者通所施設529人から有効回答を得た。
探索的因子分析にて「疲れとだるさ」「思考力の低下」「活力のなさ」「身体的つらさ」の4因子31項目に集約された。確認的因子分析では、GFI=.833、AGFI=.807、MSEA=.067と構成概念妥当性は指示されなかった。Cronbach's α係数は下位尺度間、尺度の合計すべてで.70以上であり、信頼性は確保された。精神科倦怠感と蓄積疲労度の相関はγ=.62~.76、PS(Performance status)との相関はγ=.45~.56であり、規準関連妥当性は確保されていた。

自由記述の分野

精神看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん患者の倦怠感は信頼性・妥当性が検証されている尺度が存在し、生理学的要因、生化学的要因、行動上の要因の関連性が明らかにされているが、精神障がい者の場合は信頼性・妥当性が確保された倦怠感尺度は見当たらない。精神障がい者の倦怠感尺度の開発により、関連要因や介入方法の有用性の実証が期待できる。今回の研究は介入方法を検討する前段階としての基礎的研究として位置づくものである。
精神障がい者の倦怠感の様相を質問紙調査において数量的に証明することで、精神障がい者の主観的訴えを客観的にとらえることができ、スティグマ緩和の一助になり得る点で社会的意義があると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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