研究課題/領域番号 |
17K12560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 活水女子大学 |
研究代表者 |
井上 高博 活水女子大学, 看護学部, 准教授 (10382277)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 地域在住高齢者 / 活動能力 / 他者との交流頻度 / 人付き合い / 地域差 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、離島・都市部・農村部に住む虚弱高齢者の健康状態とソーシャル・キャピタルについて、その変化と特徴を明らかにすることであった。調査開始時の調査対象者数は381名であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、その3年後の対象者数は、118名と減少した。分析結果は、離島では他者との交流頻度および社会的背景が異なる人々との交流が減少し(p<.05)、活動能力が低下していた(p<.05)。また、都市部では社会的役割が減少していた(p<.05)
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自由記述の分野 |
高齢者看護学 地域看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域在住高齢者の健康状態の1指標とされる活動能力の経時的変化については、都市部では社会的役割が低下すること、離島では全体的に活動能力が低下することが示唆された。また、ソーシャル・キャピタルの1指標とされる社会的ネットワークの経時的変化については、都市部ならびに農村部では、他者との交流頻度が維持されている一方、離島では、家族ならびに友人といった他者との交流は減少し、さらには、多世代間や異性との日常的な交流も低下することが示唆された。
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