研究課題
若手研究(B)
料理写真の魅力度を画像特徴から推定する手法に関して,魅力度に影響を及ぼす要因を分析し,その影響度合いを定量的に明らかにした.また,魅力度推定に必要となる大規模な料理画像データセットを効率的に構築するための枠組みを開発し,その有効性を定量的に明らかにした.さらに,人の注視傾向に基づいて魅力度推定に有効な画像特徴を分析した.これらの研究成果を論文誌および国内外学会で発表した.
画像パターン認識
本研究では,料理写真に対する魅力度という人の曖昧な感覚量を画像特徴から定量化する手法を開発した.また,人が料理を含めた物体を見る際にどのような画像特徴に注目するかに関して得られた知見は,美食学,色彩工学,認知科学の分野の発展にも貢献すると考えられ,学術的に意義深いものとなる.本研究の成果を基に,本研究がさらに発展すれば,食育の促進や料理を介したコミュニケーションの活性化等,国民生活の質の向上や食産業界の活性化に貢献することが予想され,社会的にも意義深いものとなる.