研究活動におけるサーベイや課題解決型学習(PBL)において模索的Web探索の意義と能力育成の重要性が増している.この種のWeb探索の円滑な遂行には,探索目的に応じた適切なクエリ捻出,有用ページ獲得の為の探索結果の吟味,有用ページ中の重要箇所の整理・考察が重要であるが,Web探索に不慣れな学習者には困難な作業である.本研究では,探索すべき事柄の学習者自身による表現の切っ掛けとなるクエリ推薦手法,有用ページ推定手法,探索状況・探索成果物の整理支援手法を開発した.これらの手法に基づく支援システムを実装することで,Web探索の一連のフェーズを見渡した模索経験促進支援の新たな可能性を示した.
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