ラオス北部でREDD+活動が進められている6村を対象に、本研究では森林減少・劣化の抑制効果(≒GHG排出削減量)を土地被覆の解析から定量的に示し、同時にREDD+活動(代替生計)の導入による生活システムの変化を民族ごと及び村ごとに比較解析した。その結果、民族及び村の特徴を考慮せずにREDD+活動を進めることは、GHG排出削減量を獲得できたとしても、同時に副作用が生じる可能性が高いことが分かった。加えて、民族及び村の特徴を指標化した上でのREDD+活動の評価(パフォーマンス評価)のための手法開発について基礎データを提示するに至った。
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