災害時支援を行う位置情報を用いたモバイルアプリケーションは、いざという時に適切に機能することが求められるが、非常時環境の再現のコスト、多様なユーザの参加の難しさの理由から、現場でユーザビリティ評価を行うことが難しい。そこで本研究ではGoogle Street Viewを拡張した仮想空間内でモバイルアプリケーションのユーザビリティを比較評価できる実験環境を構築した。また仮想空間の特徴、強み、限界性を明らかにするための利用実験を行なった。実験の結果、仮想空間内の歩行、操作時の身体動作、スマートフォン操作状況を可視化し、ユーザビリティ評価の判断に役立つ特徴の発見支援ができる可能性を示すことができた。
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