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2019 年度 研究成果報告書

多価不飽和脂肪酸(PUFA)によるSREBP-1特異的な抑制機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12895
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食生活学
研究機関東京大学

研究代表者

升田 紫  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50768554)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード脂質代謝異常 / 動脈硬化性疾患 / ニュートリゲノミクス / 多価不飽和脂肪酸(PUFA) / SREBP
研究成果の概要

魚油に代表される多価不飽和脂肪酸(PUFA)は肝臓で中性脂肪合成を抑制する脂質異常症の治療薬である。他にも有益かつ多彩な生理作用を持つPUFAであるが、代謝経路は未解明である。我々は先行研究で、生きたマウスの肝臓でSREBP(脂質代謝を制御する重要な転写因子)の活性をin vivo imaging system(IVIS)で評価するアッセイ系を構築し、PUFAがSREBP-1の活性を特異的に抑制する一方、配列のよく似たSREBP-2には影響を与えない事を報告した。本研究は、SREBP-1上のPUFA作用ドメインを同定し、相互作用する分子を探索する事を目的とし、解析を進めた。

自由記述の分野

代謝学 栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

PUFAは体内で合成が出来ず、食事に頼るべき必須脂肪酸であるが、本邦では食生活の欧米化等に伴い魚油(PUFA)の摂取量が年々減少し、動脈硬化性疾患(虚血性心疾患や脳卒中)による寝たきり率や死亡率が増加している。PUFAの摂取不足は、他にも様々な病態や疾患を引き起こす事が知られているにも関わらず、代謝動態に未知な点が多い。本研究は、脂質代謝を制御する重要な転写因子SREBPとPUFAの関連をニュートリゲノミクスの観点から追究した。本研究の発展は、脂質代謝が関与する様々な病態の解明の一端を担うことで、多くの人々の健康寿命の延長に繋がる。

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公開日: 2021-02-19  

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