本研究の学術的意義としては,受講者の興味を持つ玩具を対象とした教材は,STEM教育に触れるきっかけとして効果的であることが分かったことである.玩具の改造を題材とした自治体主催のワークショップは,研究機関の4年間を通して非常に人気があり,高い抽選倍率を維持したことからもわかる.また,社会的意義としては,鉄道玩具からぬいぐるみ,ロボット,つみき,ドローン,VRなど多くの題材を開発したことにより,様々な受講者の興味をもたせる教材リストを得ることができた.これらを今後公開し共有することで,プログラミング教室のようなワークショップだけでなく,学校教育などでも活かすことが可能であると考えられる.
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