本研究では、職場における情報共有と知識継承の活性化を目的として、職場の休憩スペースにおける仕事に関する雑談を促進する方法を開発するとともに、職場に置ける知識継承や情報共有の活性化を促すためのマネジメントの在り方について、現場調査をもとに考察をした。 開発に関して、認知心理学の知見をもとに雑談生起モデルを描くとともに、そのモデルに基づいて大型ディスプレイを用いた仕事に関する雑談誘発方法を開発した。実験の結果、実際に期待する効果があることが確認できた。 また、企業調査から、経営幹部が「組織内広報」の重要性を理解し、情報インフラやコンテンツを管理する専従者を置くことが重要である点が明らかになった。
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