研究課題
若手研究(B)
打音検査について,その利便性を保ちつつ,客観性と正確性を高めるための研究を行った。ハンマーを常に一定の速度で打ち付けるために,モーターなどの電動機構に頼るのではなく人間の学習能力を利用する方法を考案し,その効果を検証した。また,ハンマーを打ち付けた際に発生する波形データを詳細に分析することで,検査対象物を見分けられる可能性を見出した。
計測工学
道路や橋梁など社会インフラの老朽化が進む我が国において,これらの点検需要は今後さらに増加するものと予想される。このような状況において,より正確で効率の良い点検手法が求められている。本研究成果は,インフラの一次点検手法として用いられる打音検査について,その利便性を保ちつつ,客観性と正確性をより高めることにつながるものである。