本研究の目標は脊椎湾曲の矯正を目的とした脊椎固定術用の医療機器を開発することにある。初年度では医療機器の基本構造を確立し、次年度では医療機器の運用に必要な専用の超音波加振器の開発を行なった。初年度における開発は順調に進み、医療機器の基本構造の確立、発想に準じた試作、動作検証を行った。当初、次年度に予定していた模擬環境での実験は模型の制作に問題があり、環境への依存の少ない形の加振器を設計し、検証を行った。最終年度は両機器の研究で得られた知見を国際会議と投稿論文(にて発表した。両発表は共に研究内容が評価され、論文賞を受賞した。また、本研究の特許性が認められ2019年に特許を取得している。
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