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2019 年度 研究成果報告書

リフォーカシングに基づく3次元血管イメージングシステム

研究課題

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研究課題/領域番号 17K13095
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

吉本 佳世  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 助教 (00735409)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード近赤外イメージング / 血管イメージング / 深さ推定
研究成果の概要

血管の3次元構造可視化を実現するために,近赤外光とレンズアレイを用いた血管の3次元イメージングシステムの開発を目的とし,その基本要素技術を確立した.近赤外光による血管透視と画像処理により焦点位置を変えた画像を生成する技術(リフォーカシング)を組み合わせ,さらに生体組織の強い散乱特性に起因するぼけを抑制するためにレンズアレイにより角度フィルタリングを加えた3次元計測システムを提案し,実験により原理確認および有効性の検討を行った.

自由記述の分野

人間医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在実用化されている静脈可視化装置は2次元情報の提示にとどまっており,平面および深さ方向の同時取得が行える装置は実現されていない.静脈の立体構造把握は,採血や点滴時の血管の探索に有用である.本研究をさらに発展させ,血管の探索がスムーズに行えるようになれば,採血や点滴に要する時間が短縮できやり直しも少なくできる.高齢化に伴う患者増加や人手不足が深刻な医療現場においては患者1人あたりに使える時間が非常に限られており,静脈穿刺に関する所要時間の短縮は医療の質の向上に役立つと考える.

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公開日: 2021-02-19  

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