本研究では、IPMC(Ion Polymer Metal Composite)と呼ばれるイオン導電性高分子と金属の複合体をセンサとして用いたウェアラブル生体情報モニタリング装置を作製し、実用性の評価を行った。 IPMCを用いた電極は医療用ディスポーザブル電極と比較しても遜色の無い電極性能を有しており、従来から有しているIPMCのモーションセンサ機能と組み合わせた電気信号計測が可能であった。 幅を1mm以下にした繊維状のIPMCを用いて作製したウェアラブルデバイスは、計測用ペーストが必要ではあるが、生体電気信号と動きの同時計測が可能であった。
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