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2019 年度 研究成果報告書

力発揮調整能は脊髄α運動ニューロンの興奮性変化と連動する

研究課題

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研究課題/領域番号 17K13129
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 身体教育学
研究機関流通科学大学

研究代表者

関 和俊  流通科学大学, 人間社会学部, 准教授 (30552210)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード力発揮調整能 / 脊髄α運動ニューロン / 運動習慣 / 加齢 / F波出現頻度
研究成果の概要

本研究は、①運動習慣の有無、②加齢の影響から、力発揮調整能に関わる脊髄α運動ニューロンの興奮性について明らかにした。運動課題は各20秒間の掌握運動とした。
①等尺性の筋力維持課題、②漸増・漸減時における筋力増減課題および③等尺性掌握運動後に力を増大または減少後、掌握運動を行う課題において、各々運動習慣や加齢の影響が観察された。F波出現頻度は、力発揮時は運動習慣の有る者より無い者、また若年群より高齢群が高かった。さらに、力発揮直後において、若年群は安静レベルに戻るが高齢群は高いままであった。これらのことから、運動習慣の有無、加齢に伴い脊髄α運動ニューロンの興奮性動態に差異が生じることが示唆された。

自由記述の分野

運動生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

力発揮の調整能力およびそれらを制御する運動神経の働きは、①一定筋力維持や②筋力の漸増・漸減および③一定筋力の維持から筋力の増大・減少課題において、各々運動習慣や加齢による差が観察された。また、力発揮直後においても運動習慣の有無、加齢の影響を受けることが明らかになった。特に、運動習慣の有無に限らず、高齢者は若年者と比べて、力発揮直後に、安静レベルまで運動神経の働きが戻らず、残存することが明らかとなった。

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公開日: 2021-02-19  

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