本研究課題では、筋力トレーニングの効果と遺伝子多型との関連性を検討した。大規模なコホートにおいてパフォーマンスおよび怪我のリスクと遺伝子多型との関連性について検討し、最終年度は46名の対象者に対して8週間の筋力トレーニング(週2回、70%1RM、10回3セット)を行い、筋力、大腿部の筋厚および筋パワーの測定を行なった。ACTN3遺伝子R577X多型、ACE遺伝子I/D多型、MCT1遺伝子T1470A多型について解析を行ったが、本研究では筋力や筋肥大などの筋力トレーニングの効果と遺伝子多型との関連性は認められなかったがトレーニングの内容を検討していく必要がある。
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