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2018 年度 実施状況報告書

日本人女性競技者におけるエナジーアベラビリティーの簡易評価法とカットオフ値の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K13209
研究機関鈴鹿工業高等専門学校

研究代表者

村松 愛梨奈  鈴鹿工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (60757996)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードエナジーアベラビリティー / 女性アスリート
研究実績の概要

本研究では、スポーツ現場で利用可能なエナジーアベラビリティー(EA)の簡易評価法を開発すること、および日本人女性アスリートの三主徴予防のためのEAのカットオフ値を検討することを目的として、研究を進めている。
背景としては、多くの日本人女性アスリートが三主徴と呼ばれる3つの健康障害に悩まされていることが挙げられる。三主徴発症後の治療は大変難しく、発症する前の予防が重要と言われており、予防・改善には、利用可能なエネルギーであるEAの確保が、最も重要である。しかしながら、スポーツ現場で利用できるEAの簡易測定法は確立されておらず、日本においては三主徴の予防のためのカットオフ値が示されていないため、現場で活用するには、その手法および判断する基準となる値の検討が必要である。
これらの問題を解決するために、平成30年度は、日本人女性アスリートを対象にエネルギー消費・摂取量のスタンダードな評価法および簡易評価法を用いてEAを評価するために、改めて文献研究を進め、合わせて心拍計や活動量計などの機器の調達やデータの取得方法の確認、被験者の選定を行い、協力要請をした。
平成29年度より研究機関の変更により、研究環境の変化の影響が大きく、元々の研究進捗予定よりも大幅に研究に遅れが生じている状況であるが、他大学への協力のお願いや被験者の選定、それらに関する協力要請を行い、実験計画については確定し、令和元年度に実験を具体的に進めていく予定である。採択された平成29年度より、エナジーアベラビリティに関する論文も多く発表されているため、平成30年度は文献研究についても実施させていただき、データを取りまとめている。令和元年度においても諸外国のデータもまとめながら、実験を継続する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

上述の通り、平成29年度に研究機関の変更があったため、これまで利用していた研究環境の使用ができず、研究環境の確保、被験者の選定も改めて実施する必要があったため、全体的に研究が遅れている。
現在の研究環境を改めて調整しつつ、必要な機材の確保や調整、近隣大学への研究協力への承諾をいただき、平成30年度において実質的に研究計画の見通しを立てることができた。これらの現状を踏まえて、令和元年度については簡易評価法の検討から実験を進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

平成29年度の研究機関の変更により生じた研究環境の変化に合わせて、平成29年度購入予定であった機器を平成30年度に研究環境を加味した上で再検討し、機器を購入をした。その結果、平成30年度においては研究環境を整えることができた。
また、近隣大学への研究協力依頼をお願いし、被験者選定や研究環境の確保は具体的に実施できたため、令和元年度については最終年度ではあるが、平成29年度、30年度に実施予定であった簡易評価法およびカットオフ値に関して実験を実施していく予定である。大幅に実験が遅れていることもあり、年間を通して発表よりもデータ収集、分析を優先的に実施していく予定である。まず、簡易評価法の検討について7月より実施をしていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

実験自体が遅れているため、特に最終年度に実験協力者への謝金が繰り越しとなっている。実験機器に関する消耗品などの出費も最終年度に必要となるため、繰越された分は実験に伴い、使用を行う予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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