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2020 年度 研究成果報告書

結合型アスパラギン酸異性化は老化の新たな指標となりうるか?

研究課題

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研究課題/領域番号 17K13221
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 応用健康科学
研究機関京都大学

研究代表者

高田 匠  京都大学, 複合原子力科学研究所, 准教授 (80379007)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードクリスタリン / 白内障 / アスパラギン酸 / 翻訳後修飾 / 異性化
研究成果の概要

本研究の目的は、蛋白質中におけるアスパラギン酸残基の自発的な化学変化(Asp異性化)を、それを含む蛋白質の新しい加齢指標と定義することである。
蛋白質中におけるAspは時間経過に伴い異性化する。それに伴い、異性化Aspは自身を含む蛋白質の構造変化を引き起こし、加齢性疾患(白内障、アルツハイマー病など)発症を惹起する。それゆえ、蛋白質中、異性化Aspの定量解析は疾患の早期発見などにも繋がる可能性がある。
本研究では、蛋白質中に存在する極微量の異性化Aspを見出す手法を開発することに成功するとともに、異性化がみられた部位の重要性を示すことにも成功した。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

眼の水晶体内部における加齢分子マーカーを確立した。
水晶体内部における『タンパク質分子年齢』の提唱により、年齢や、測定した眼機能評価による組織年齢以外に、組織(水晶体)の状態や機能を蛋白質分子レベルで評価することができる。これまでにない眼機能の多次元評価が可能となり、また該当部位を疾患予想部位と定め、新たな予防法や薬剤の標的部位とすることができる。本研究で得られた成果は、80歳以上ほぼ全ての人類が罹患する、加齢性白内障の早期症状発見や発症抑制につながる。

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公開日: 2022-01-27  

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