現代英語における中間構文の特異性、すなわち主語の特性・属性の叙述的解釈、潜在的動作主の含意、法助動詞、否定辞、難易を表す様態副詞のいずれかとの義務的共起は、能格構文からの構造変化によって叙述的機能範疇Rの導入と恣意的動作主PROの降格に起因すると結論付けた。具体的には、vPが表すイベントがRの仲介によって形容詞、あるいは可能性を表す抽象的形容詞と叙述構造を成し、副詞の解釈がより動作主指向になることにより恣意的PROがvPに付加するようになった。この変化により現代英語における中間構文の特異性が生じるようになったと説明した。
|