本研究では家庭向け電気サービスを対象として消費者のブランド選択の要因を検証および構造の特定を目的としている。様々な角度から研究を進め以下の3つの成果を得た。 第一にバンドル型ブランドスイッチにおいて、契約中ブランド、スイッチ候補のブランドともに満足度の影響がある程度あることが明らかになった。第二にバンドル型ブランドスイッチにおけるサービス類似性の研究を行い、類似性がブランドスイッチに影響している点一方で影響が見られない類似性があることも明らかになった。第三にロイヤルティモデルの枠組みを拡張したモデルを構築して検証を行った。その結果、過去のモデルに懐疑的な新しいモデルを構築することができた。
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