研究課題/領域番号 |
17K14030
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東洋大学 (2018-2019) 筑波大学 (2017) |
研究代表者 |
勝田 光 東洋大学, 文学部, 講師 (30792113)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自立した読み手 / ブック・クラブ / 物語創作活動 / リーディング・ワークショップ / 教科書を用いた授業 |
研究成果の概要 |
本研究は、自立した読み手を育てる国語科を中心とした読むことの学習指導のカリキュラムを開発するために、アメリカの読むことの学習指導論と指導法について文献研究ならびにフィールド調査を行い検討すると同時に、国語科で行われているそれらと類似した実践例について一次資料を集めて検討した。その結果、(1)物語創作指導を取り入れた指導の実際とその意義、(2)個人読書を核とするリーディング・ワークショップの実際とその意義を明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
国語科教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブック・クラブやリーディング・ワークショップの実践報告はこれまでにもあったものの、その実践を行う意義について、理論、授業中の生徒のパフォーマンス、質問紙とインタビュー調査から検討したものは少なかった。本研究の学術的意義は、それらを検討し、学習形態、読書意欲、読書時間などの観点から実践の意義を明らかにした点にある。国語教育の代表的な月刊誌において2019年に物語を読む活動(読解)と書く活動(創作)をどう関連づければ良いか、という特集が組まれるなど、物語創作活動への実践的関心は高まっており、この点に関わって具体的な提案を行った点に本研究の社会的意義がある。
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