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2019 年度 研究成果報告書

必要な知識を想起する能力を育成する授業と評価水準を開発する実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K14043
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教科教育学
研究機関大分大学

研究代表者

中川 裕之  大分大学, 教育学部, 准教授 (00450156)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード知識の想起 / 知識の評価 / 知識の生成 / 類推
研究成果の概要

本研究の成果としては、必要な知識を想起する授業設計の原理を明らかにしたことが挙げられる。具体的には、知識そのものが想起されるのではなく、知識は抽象化されて記憶されていることから、想起時に組み合わされる生成や、その知識の妥当性を調べる評価が重要な働きをすることを明らかにした。
また、その原理に基づいて実際に複数の授業を構想し、実践することで、教育現場の教員にも分かる形で、授業の在り方を示すこともできた。さらに、そのような授業を通して育成された生徒を評価するために、知識を想起する能力の高まりをとらえる水準を設定したことも成果である。

自由記述の分野

数学教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知科学の最新の知見に基づいて授業や指導方法を開発することができたことで、それらの知見が学校現場の課題解決に有効であることを示すことができた。この結果は、他教科の課題の解決にも有効である可能性も示唆していると考える。また、必要となる知識を最初に提示、復習する授業が改善され、新学習指導要領で目指す汎用的な能力である問題解決力や類推力、構想力をこれまで以上に育成する授業モデルを示すことができた。さらに、そのような授業で育成される想起する能力をとらえる水準を設定したことから、生徒の能力を評価することが可能となり、学習指導の計画や修正に役立てることができる。

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公開日: 2021-02-19  

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