研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、生命がなぜL-アミノ酸やD-糖、キラルな脂質などのホモキラルな物質からできているのか?について、キラルな細胞膜の役割という視点から焦点を当てる意味で意義深いと考えているSymmetry 2019, 11, (8),966。 社会的意義として、薬剤の多くはキラル化合物であり、ミセルを利用したキャピラリー電気泳動法を用いた光学分割は分離能が高くこれらの化合物の光学純度を求めるのに適している一方、キラルな両親媒性分子は高価であることが多い。本研究ではより安価なアキラルな分子でキラルな分子を置き換えられることを意味している。
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