指数定理と格子ゲージ理論を架橋し,Atiyah-Patodi-Singerの指数定理の格子ゲージ理論的定式化に道を開いた.さらに,指数の局所化の射程を探った.第一に,境界付き多様体の指数とドメインウォールフェルミオンとの関係を,物理の格子ゲージ理論に触発され,研究したことがある.その結果,APS指数をドメインウォールフェルミオンのエータ不変量で表す公式を得た.これらの公式のmod 2指数や複素フェルミオンへの拡張も研究した.第二に,反自己双対計量のモジュライ空間の向き付け可能性を判定するためのKR指数の計算がある.
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