本研究では、スーパーカミオカンデを用いて、星・ブラックホール形成の謎を解明する鍵となる超新星背景ニュートリノの発見を目指し、光電子増倍管に取り付ける新しい集光システムの開発を行った。 集光システムは、当初空気層を持ったアクリル板を検討してきた。検討では、1)空気層の耐圧性能、2)空気層の長期安定性能、3)安価で作成するための設計を進め、その内1)2)は目標を達成することが分かった。 そこで、インジウムミラーを使った集光システムを検討し、今後はハイパーカミオカンデのための集光システム開発として研究を継続していくことになった。
|